第14回大会運営委員長 直江一彦
(医療法人顕生会 蓮田病院)
日本医療秘書実務学会の全国大会が今年で14回目を迎えます。新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが2類から5類へと緩和された今、我々は対面での開催も検討いたしました。しかし、最終的には昨年同様、第14回大会もオンラインで開催することとなりました。
本来であれば、皆様と対面でお会いし、共に大会を開催したいという思いは強くありますが、オンラインでの開催もまた、遠方からの参加や短時間のみの参加、それに加えて発表の機会を提供できるというメリットがあると考えております。オンラインならではの特性を活かしたこの大会に、ぜひ多くの皆様のご参加をいただければと思います。
今年の全国大会のテーマは「病院事務職員の未来を見据えて」と設定いたしました。診療報酬制度における医師事務作業補助体制加算制定から15年という節目の年ですので、これまでの15年間を振り返り、未来の発展とキャリアデザインについて考えるシンポジウムを予定しています。また、今回からは口頭発表だけでなく、新たにポスターセッションも加えるなど、より深い学びと交流の場を提供することを目指しております。
私たちの学会は、実務者だけでなく、教育者の視点も重視しています。新人からベテランまでの業務経験の差、また実務者と教育者の間の垣根を取り除くことで、多角的な議論ができ、新たな発想や気づきを生み出す学びの場となると確信しております。
日々の業務に励む皆様のご発表や、他の現場での成功事例の共有を通じて、新たな知見を得られることを期待しております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしています。
本年度は埼玉県での開催を予定しておりましたが、オンラインという形になりました。しかし、これを機に、画面越しではありますが、多くの皆様と交流できる機会として捉えています。皆様とお会いできることを楽しみにしております。